BUMP OF CHICKEN 2008 TOUR “ホームシップ衛星” ライヴレポ


私の大好きな大好きなバンド、バンプ・オブ・チキンのライヴに行ってまいりました!!

今年の1月から行われたライブハウス・ツアー“ホームシック衛星”。それに引き続き、2月から7月まで行われたアリーナ・ツアー“ホームシップ衛星”。
2007年12月にリリースされたアルバム『orbital period』を引っさげ、半年以上に及ぶ大規模な全国ツアーでした。

今回私はこの“ホームシップ衛星”へ、かなりラッキーなことに、2月24日*幕張メッセ、3月17日/18日*名古屋 日本ガイシホール、
追加公演の5月18日*さいたまスーパーアリーナ、5月31日*大阪城ホールの、計5回も参戦することができました!
なかなかチケットの取りにくいバンドのライヴへこれだけ参加できたなんて、こんな幸せなことはないです。

今回の記事ですが、話し言葉のような書き方になってしまうことをお許しください。
では早速、行ってきた日を追いながらライヴレポートをしていきたいと思います!
今回セットリストパターンが2つありました。


 ♪セットリスト@
 01.星の鳥
 02.メーデー
 03.才悩人応援歌
 04.涙のふるさと
 05.ハルジオン
 06.ハンマーソングと痛みの塔
 07.時空かくれんぼ
 08.プラネタリウム
 09.花の名
 10.arrows
 11.飴玉の唄
 12.fire sign
 13.かさぶたぶたぶ
 14.ダイヤモンド
 15.天体観測
 16.supernova
 17.星の鳥 reprise
 18.カルマ

 ♪セットリストA
 01.星の鳥
 02.メーデー
 03.才悩人応援歌
 04.LAMP
 05.アルエ
 06.ハンマーソングと痛みの塔
 07.ひとりごと
 08.ギルド
 09.花の名
 10.arrows
 11.飴玉の唄
 12.真っ赤な空を見ただろうか
 13.かさぶたぶたぶ
 14.ダイヤモンド
 15.天体観測
 16.supernova
 17.星の鳥 reprise


★ 2月24日*幕張メッセ
  セットA/en: 01.グロリアスレボリューション 02.ダンデライオン


この日は会場に辿り着くのが大変でした。というのも、前日から春一番が吹き荒れ、電車が止まってしまっていたのです。
違う路線やバスなどを乗り継いでやっとの思いで着いた会場。幕張は本当に寒くて、強風どころか暴風でした…。
ツアー・グッズもやっとの思いでゲットし、さぁ!いざ会場へ。

この時は本当にラッキーなことに一番前のブロックのチケットが当たったんです!
会場内に入ってそのステージまでの近さにびっくり。
友達と「ヤバいよ!近いよ!」と興奮して、何でか馬鹿みたいにまるで恋する少女のように胸はキュンとしてドキドキしてました。

交通機関麻痺のせいで30分押しでスタート。
まぁ後ろから押される押される流される。《星の鳥》の綺麗な映像が流れ、それと共にメンバー登場で沸きあがる会場。
まだ自分の位置が不安定なままの私もしっかり興奮!そのまま《メーデー》に入り、観客全員とバンプは一気に一つになります。
こぶしを挙げてジャンプして、藤原さん(以降藤くん)の素敵な歌声と一緒に口ずさんだり聴き入ったり。楽しく熱いパーティーの始まりです。

《LAMP》辺りでやっと自分の位置が取れてみると、なんとまさかの前から2〜3列目に居ました!!!近いっ!!
会場の左側に行っただけあって、大好きな直井さん(以降チャマさん)がすぐそこでカッコよく楽しそうに素敵な笑顔でベースを弾いてるんです!!
あまりに幸せすぎて死んでしまうかと思いました…。
左側から斜めにステージを見上げるような形だったので藤原さんの姿もよく見えました。
曲によってギターを弾かずに、マイクスタンドを握り締め、目を閉じ一つ一つ言葉を噛み締めるように歌う姿が印象的でした。

中でもCDなんか比じゃない程思いが籠められて歌われたのが《飴玉の唄》。
観客はみんな静かに彼の唄に聴き入って、身動き一つとらない。
『僕は嫌だよ 君がいいよ 離れたくないな』
という歌詞では悲痛な叫びのように歌われ、その歌い方や歌詞、諸々の感動から、知らないうちに涙が溢れていました。
そんなシリアスな唄の後には、みんなで盛り上がったり手拍子して合唱する《真っ赤な空を見ただろうか》や《かさぶたぶたぶ》がくる。
本当に楽しかったです。
私は終始チャマさんと藤原さんを見つめてました(笑)
だって、もうこんなに近くで見られるライヴはないかもしれないですから。


★ 3月17日*日本ガイシホール
  セット@/en: 01.K 02.ダンデライオン


この日は妹と二人で参戦しました。2階席なのに思っていたよりずっと近くてびっくりしました!
特別バンプが好きという訳でもない妹は、それでも“好きな曲”というのがあって、 行く前からやってくれないかなぁと言っていたのが《プラネタリウム》。
この日のセットはありがたい事にしっかり《プラネタリウム》がありました。
私もこの唄が大好きで、特にベースラインがとても好きな曲なので、チャマさんを見ながら聴くことができて嬉しかったです。
あと、《時空かくれんぼ》がすごくカッコよかった!!

アンコールにはこれまた嬉しい事に、妹が好きだと言っていた《K》と《ダンデライオン》でした。
《K》は私にもかなり嬉しかったです。超盛り上がりました!本当にラッキー。


★ 3月18日*日本ガイシホール
 セットA/en:01.ガラスのブルース 02.DANNY


この日は母と二人で行きました。母は妹以上にバンプを知らない。
これはピンチだ!横で私だけがイタいコになる!と思い、母には事前に少し予習してもらいました。
でもそのおかげか、思った以上に楽しめた様子でした。
印象的だったのが藤くんの声がとっても辛そうだったこと。 《花の名》の歌詞を途中変えて「声が出るうちに返さなきゃ」と歌っていた程。

そんな中《カルマ》の冒頭の歌詞を間違えてしまった藤くんは、
「ちょっ!タンマタンマ!」
と演奏を止めてもう一度歌い直すというびっくりハプニングも!! なんでも、その前の《supernova》でのみんなの合唱に応えたかったんだとか。
後でメンバーに土下座しますなんていうジョークも交えてリスタート。
とっても嬉しい生ならではの嬉しい貴重な体験でした!

アンコールの《DANNY》は、少し枯れた声で歌われたのがまた、めちゃめちゃカッコよかったです!
アレンジなんて、渋くてロックで、なんだか新しい《DANNY》に出会えたようでした。


★ 5月18日*さいたまスーパーアリーナ
 セットA/en:01.プレゼント 02.グロリアスレボリューション 03.ガラスのブルース


まさか行けるとは思っていなかった追加公演。 運良くチケットが取れ、友人と一緒に行ってきました!
すごく後ろの方でしたが、その会場の大きさに圧倒されました。
2階や4階まで満員の会場を見渡して改めてバンプの大きさを知りました。

嬉しかったのは《ラフ・メイカー》が聴けたこと! まさかライヴで聴けるなんて思ってもみなかったです。
そして何よりも嬉しくて驚いたのが、新しいアルバムに入る《プレゼント》の宇宙初披露が聴けた事!!!
藤くんから
「《プレゼント》曲歌います」
と告げられ始まった曲は、昔のアルバム『TEH LIVING DEAD』に収録されている表紙と背表紙的な役割を果たしていた唄が一つになって、
聴いたことのない部分もあった1曲でした。
《ガラスのブルース》をみんなで大合唱して歌うのも、最高に楽しかった!
今まで行った中で一番ぎゅうぎゅうで痛くて、しんどいライヴでしたが、そんなことも吹き飛ぶほど嬉しかったです!!


★ 5月31日*大阪城ホール
 セットA/en1:01.プレゼント 02.ダンデライオン en2:01.ガラスのブルース


この日もまさか行けると思いませんでした。
再び母と行ったのですが、前回より母のバンプ好き度は確実に上がっていたのが嬉しかった。
2階席だったので、前回の埼玉よりも落ち着いた状況で見ることができました。
チャマさんはこの日も素敵でした!歌詞もはっきりと聞こえて、ステージもよく見えて、
あぁ、これで暫くバンプと会えないなぁ・・・と思いながら聴きました。

今まで行った中で、一番LEDに映し出されたカメラワークが激しかったのが印象的です。ナイスカメラワーク(笑)

この日もアンコールで歌ってくれた《プレゼント》。
前回よりもしっかり歌詞が伝わって、その内容に涙が出ました。 特に
『壁だけでいい所に わざわざ扉作ったんだよ / 嫌いだ 全部 好きなのに』
という歌詞のところが、一番心に刺さりました。

この日がアリーナ会場での最後のライヴで、MCも最後仕様でした。
いつも恒例となった、みんなでチャマさんの掛け声に合わせて「わっしょい!!!」の掛け声。
今まで出一番熱かった気がします!本当に最高でした。

 * + * + * + * +

こうしてバンプのライヴは、沢山の勇気と感動をくれました。
私の今年一番の思い出です。
彼らの音楽と空間は、いつだって観客と一対一なのがいいんです。
いつだって、たっぷり、じっくり投げかけてきてくれました。
また次のツアーにも絶対に行きたいです!!


(みどり)




2008年7月
『Fly Paper vol.2』より本人記事。 一部内容を補足して転載。



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